リビングの吹き抜けは必要?メリットとデメリット

リビングに吹き抜けを作るメリット

空間がやたらと区切られていたり、天井が低い家は、窮屈に感じてしまいます。吹き抜けを作ることで窮屈さがなくなり、広々とした空間を設けることができるのです。狭小住宅であれば実際の空間は狭くても、視覚的に広さを感じることができます。また、空間が区切られていないことで、家族とのコミュニケーションも取りやすくなります。空間が遮られていないので、声がよく聞き取れるためです。さらに、吹き抜けがあるだけでデザイン性も高くなります。

吹き抜けを作るメリットには、自然光が入りやすいことも挙げられます。2階の窓から入る自然光が1階までしっかりと届くため、照明をつけなくても、室内が十分明るくなるのです。照明をつける頻度も自然と少なくなるため、電気代を抑えられることもメリットです。

リビングに吹き抜けを作るデメリット

吹き抜けを作ると、あらゆる部分の掃除がしづらくなるのがデメリットです。例えば、2階の窓です。吹き抜けによって2階の床の一部がなくなっているため、普通の掃除用具では高さが足りない場合があります。高所専用の掃除用具を使用するか、はしごをかけたり足場を組むなど工夫して掃除しましょう。ただし、自力で掃除しようとすると安全性に欠けます。転落する恐れがあるためです。高所掃除専門の業者もいるので、不安な時は頼みましょう。

吹き抜けのデメリットには、音や匂いの課題も挙げられます。壁や床を取り払ったことで、音や匂いが家中に広がりやすくなったためです。また、プライバシーの課題もあります。壁が少ないと姿が見えやすく、1人でくつろぐことが難しいのです。